上流から下流までモノづくりの醍醐味を実感。

PROFILE

上流から下流までモノづくりの醍醐味を実感。

T.Y

2006年入社

鈴鹿事業所 第一製造部 生産準備G 生産準備1T チーム長

入社のきっかけ「挑戦することが好きな人には最高のフィールド」

学生時代は理学部化学科大学院を修了し、新卒で化粧品メーカーに就職。その会社では、化粧品の調合・処方配合を決定する業務を担当しました。その後、大手食品メーカーの工場に転職し、食品の元となる原材料のラボスケールから量産スケール検討を経験。どちらも分野は異なりますが、生産準備と近い業務フィールドで活躍してきました。

当社に入社した理由は、前職での経験を活かしながら、さらに幅広い業務に挑戦したいと思ったから。例えば、前職では実験が中心だったのに対し、当社では上流から下流まで全ての工程に関わることができます。実際、新商品となる機能部材の製品開発を担ったり、生産技術開発を実施したり、これまで果敢に新しい挑戦に取り組んでいきました。

挑戦することが好き。色んな技術を吸収したい。そんな方にとって当社は最高の環境だと思います。

仕事のやりがい「経験を活かし、新しい生産技術を作り上げる面白さ」

現在私は、複写機を構成する部品(トナーを紙に定着させるために使用される定着ロールや定着ベルト等)の生産ライン新規立ち上げから量産技術フォローを中心に、生産準備の領域で管理職を担当しています。生産準備の魅力は、自分たちがつくりあげた工程で製品がつくられ、それがお客様のところに届くこと。製品の品質を左右する重要な仕事だからこそ、エンドユーザーのもとに製品が届いていく姿を見ると、自分の仕事が世の中の役に立っているのだと強く実感します。

当社で働く魅力は、これまで積み上げてきた知識や経験が1つも無駄にならないこと。例えば、学生時代の化学知識や前職での分析スキルを用いて「生産ラインの異物不良解析」を実施したり、過去の経験を活かして新しい生産技術を作り上げる経験をいくつもさせていただきました。現在は管理職として10人ほどの部下をマネジメントする立場でもあるので、こうして培ってきた技術を後輩たちに伝えていきたいと思っています。

エピソード「生産性を1.8倍に向上させた生産性改善プロジェクト」

私が一番印象に残っている仕事は、2022年に着手した「DXを活用した生産性改善プロジェクト」です。当時私はリーダーとしてプロジェクトをメインで推進していく立場でした。

このプロジェクトは、10箇所にも及ぶ設備(工程)の生産性改善を同時並行で進めていくという難易度の高いもの。さらに、企画から立ち上げまでを短納期で完了させる必要もありました。リーダーとして経験が浅いながらも、チームメンバーをはじめ各部門の関係者たちと一致団結して、無事プロジェクトを完遂。結果的に生産性が1.8倍に向上し、社内表彰も受賞しました。

正直、たくさんの人を巻き込み調整していく作業は苦手で、迷惑もたくさんかけてしまったと思います。でも、このプロジェクトがあったからこそ、チームでプロジェクトを進めるノウハウが身に付き、管理職として活躍する今の自分があると思っています。

会社の魅力「開発部門に製造の意見が届く風通しの良さ」

生産準備は、業務領域が非常に幅広く、全部署のメンバーと関わりのある仕事です。だからこそ、グループ会社や他事業所のメンバーとも円滑にコミュニケーションが図れる環境はとても魅力的です。フロントローディングと呼ばれる手法を採用し、開発段階で製造部門が意見を伝えることで、製造がやりやすいように設計を行っているため、上流から下流までモノづくりの醍醐味を味わえる環境です。

また、男女関係なく活躍できることも当社の特徴のひとつ。私も子どもを育てながら管理職をしていますし、キャリアにおいて男女の差は全く関係ありません。特に私が良いと思っているのは、女性を優遇しすぎないこと。昇格試験でも特別扱いはありませんし、実力が正当に評価される環境だと自信を持って言えます。子育てのサポートも充実しているので、女性でもキャリアを諦めることなく、ステップアップできる会社だと思います。

求職者へメッセージ「これまでの経験や知識を、唯一無二の強みに変えてください」

当社は、やる気のある方なら様々なことにチャレンジできる会社です。チャレンジ精神旺盛な方は、ぜひ当社でスキルアップやキャリアアップを実現してほしいと思っています。また、中途社員の方は、今までの経験が何らかの形で必ず活きてきます。

私自身、自分が思ってもいないところで、これまでの経験や知識が発揮できる場面がとても多くありました。例えば、前職で使用したことのある分析機器を、当社では誰も使ったことがなかったり、「私だけにしかできない」という仕事が未だにあったりします。

他社での経験を排除するのではなく、積極的に取り入れる柔軟性があるのが当社の風土。きっとこれまで培ってきた経験や知識があなたの強みに変わるはずです。